千手院について
千手院の縁起
千手院は1288年に奈良県より関に移ってきました。
開基は関の刀鍛冶の祖である元重公の娘婿「千手院包永(かねなが)」です。
1570年に曹洞宗に改宗しましたが、無住の時代が長らく続き1743年には火事により焼失。
翌1744年、現在の安桜山の麓に再建され、現在に至ります。
刀鍛冶と縁の深い事から、現在も元重公の石碑と位牌が安置されており、毎年11月には供養祭も行われております。
千手院が考える
お寺のあり方
現代に於ける、お寺の役割とはどういったものがあるでしょうか。
「法要を行う」「葬儀を行う」「お墓を維持管理する」といった事は当然のことですが、私は他にもあると思うのです。
「ただそこに在る事」私はこれが大事な役割のひとつだと思うのです。
日本人の考えるノスタルジックな風景の中に、神社仏閣の風景が含まれると思います。
あの懐かしい風景。セミをとり、初詣に行き、かくれんぼをしたあの風景。
この郷愁と懐かしさ、お寺に行くとなんとなく「良いなあ」と思えるあの感覚。これらが極めて大切なのです。
私はこの感覚を沢山の人と共有したいと考えております。
そこに在り続けるという事は、難しいことです。変化のスピードがとても早い現在。
護るべきところは護り、変えていくところは変えていかなくては、これからはお寺といえども厳しいと考えます。
とりあえず足を運んで頂く事。まずはそこから。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
千手院住職 「橋本 絢也」
- 2000年3月
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岐阜県立関高等学校 卒業
- 2000年4月
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明治大学農学部 入学
- 2004年3月
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明治大学農学部 卒業
- 同 4月
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岐阜信用金庫 入庫
- 2005年5月
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同庫 退職
- 同 7月
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愛知県のお寺に入る
- 2006年3月
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曹洞宗大本山永平寺に上山
- 2007年3月
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永平寺を降り 千手院に入る